チャットボット

【2025年版】おすすめのAIチャットボット13選!種類や導入のメリット、注意点も解説

  • 投稿日
    2025.02.21
  • 更新日
    2025.02.21

AI技術が急速に進化する中、カスタマーサポートの自動化やマーケティングのデータ収集、業務効率化のためにAIチャットボットを導入する企業が増えています。
しかし、種類や機能が多様化しているため、「どのチャットボットが自社に最適なのか分からない」と悩んでいる企業担当者の方もいるのではないでしょうか。

本記事では、おすすめのAIチャットボットや導入で注意すべき点、メリットなどを解説します。

目次

AIチャットボットとは?

AIチャットボットとは、人工知能(AI)を活用してユーザーと会話をするロボットのことです。
「チャット」は会話、「ボット」はロボットが実行するプログラムを意味しており、2つが組み合わさって「チャットボット」と呼びます。

あらかじめ設定されたルールやキーワードに基づいて応答するのではなく、自然言語処理(NLP)を活用して、人間が普段話している言葉で自然に会話ができるのが特徴です。
質の高いデータを学習させることで、質問意図を正確に理解した回答を生成できるようになります。

AIチャットボットは、カスタマーサポートでの一次対応やマーケティングでの分析作業、単純作業の効率化など多岐にわたる分野で活用されています。

従来のチャットボットとAIチャットボットの違い

従来のチャットボットと異なる部分は、対応の柔軟性と会話の自然さにあります。

従来型は、あらかじめ設定されたルールやキーワードに基づいて応答を行います。
そのため、想定外の質問や曖昧な表現が混ざった文章には対応できないケースが見受けられました。

一方で、AIチャットボットは自然言語処理(NLP)を活用することで、ユーザーの意図をより深く理解し、人間が話すような自然な会話での応答ができます。
これまでは難しかった曖昧な質問や複雑な要望にも、柔軟に対応できるようになったのです。

また、従来型は設定されたデータに依存しますが、AIチャットボットは新しい知識を自ら習得できるため、継続的な回答精度の向上が期待できます。

AIチャットボットの利用シーン

AIチャットボットの代表的な利用シーンは、以下の3つです。

  • カスタマーサポートでの顧客対応
  • 社内からの問い合わせ対応
  • マーケティングでの顧客ニーズ分析・データ収集

カスタマーサポートでの顧客対応

カスタマーサポートの分野で、AIチャットボットを顧客対応ツールとして導入する企業が増えています。
企業のWebサイト上で「お困りごとがあればこちらにお問い合わせください」と案内し、顧客が気軽に質問できる形でチャットボットを設置しているケースが代表例です。

総務省でも「Govbot(ガボット)」と呼ばれるAIチャットボットが設置されています。
Webサイト上での問い合わせだけでなく、コールセンターでの応答ツールとしても活躍します。

社内からの問い合わせ対応

AIチャットボットは、社内からの問い合わせ対応を効率化する手段としても活用されています。

例えば、従業員からの福利厚生に関する質問や申請手続きの方法、勤怠や給与に関する問い合わせなど、日常的に発生する質問の一時対応などです。
日々多くの質問に応えなければならない管理部門にとって、AIチャットボットは業務の負担を軽減するツールとなるでしょう。

マーケティングでの顧客ニーズ分析・データ収集

AIチャットボットは、マーケティングでの顧客ニーズ分析やデータ収集にも役立っています。

チャットボットには、質問だけでなく顧客からの要望も寄せられます。
顧客との会話ログを収集・分析することで、よりニーズに応えた商品やサービスを開発しやすくなり、結果として企業の信頼度や売り上げアップにつながるマーケティングが可能となるでしょう。

チャットボットの回答形式は大きく分けて2つ

チャットボットの回答形式は、大きく分けて以下の2つです。

  • AI(機械学習)型チャットボット
  • シナリオ型チャットボット

AI(機械学習)型チャットボット

AI(機械学習)型チャットボットとは、先ほど解説した通り人工知能(AI)を活用してユーザーとの対話を行うチャットボットです。
特定のルールやキーワードに基づいて動作する従来型とは異なり、機械学習で新しい知識を学習しながら回答の精度を上げていきます。
データの質が良いほど、ユーザーの期待に応える回答ができるようになるのが特徴です。

シナリオ型チャットボット

シナリオ型チャットボットとは、与えられたシナリオに基づいて回答するチャットボットです。
シナリオとは、ユーザーの想定される質問や会話の流れに基づいて構築された、一連の応答ルールを指します。

自ら学習する能力を持たず、あらかじめ与えられた知識やルールに基づいて動作することが特徴です。
例えば、ユーザーが「営業時間は何時ですか」と質問した場合、「9時~18時です」と必要な情報だけを正確に返します。

端的な質問と回答には適していますが、複雑な判断や新しい情報への対応が必要なケースには向いていない可能性があります。

AIチャットボットの導入で得られるメリット

AIチャットボットの導入で得られるメリットは、以下の通りです。

  • 問い合わせ対応の自動化が可能になる
  • 人件費の削減につながる
  • 顧客満足度アップが期待できる
  • グローバルな顧客対応が容易になる
  • マーケティングに役立つデータを収集できる

問い合わせ対応の自動化が可能になる

AIチャットボットを導入することで、問い合わせ対応の自動化が可能となります。

もし問い合わせ対応を全て人が行った場合、大量の問い合わせが集中した際は対応が追いつかず、顧客を待たせてしまう可能性があります。
定型的な質問に時間を取られることで、重要な業務や複雑な問題への対応が後回しになるリスクも生じるでしょう。

AIチャットボットを活用すれば、よくある質問や定型的な問い合わせに24時間365日迅速に対応できます。
こうした問い合わせ対応の自動化により、顧客の疑問をすぐ解決できるのはもちろん、担当者の業務負担の軽減も期待できるでしょう。

人件費の削減につながる

人件費の削減につながる点も、AIチャットボット導入のメリットです。

従来、カスタマーサポートや問い合わせ対応には、複数の従業員がシフトを組んで対応しなければなりません。
特に夜間やピーク時には、人員の確保に苦労することもあるでしょう。
しかし、AIチャットボットで対応を自動化すれば、従業員の人数を抑えることが可能です。
結果として人件費削減につながり、より重要な業務や新商品、サービスの開発などに予算をかけられるようになります。

完全に自動化するのが難しい場合でも、AIチャットボットが一次対応を担うことで、問い合わせ対応にかかる負担の軽減や残業時間の削減も期待できるでしょう。

顧客満足度アップが期待できる

AIチャットボットで業務自動化を図ることで、顧客満足度アップが期待できます。

問い合わせ手段が電話しかない場合、待ち時間がどうしても発生してしまいます。
問題を迅速に解決したい顧客にとって、待ち時間はストレスや不満を生む大きな要因となるでしょう。
また、電話が苦手な顧客にとっては、問い合わせ自体が負担となり、満足度の低下につながる可能性があります。

一方、チャットボットはテキストベースのコミュニケーション手段であるため、電話での問い合わせが苦手な顧客でも利用しやすいことが特徴です。
また、営業時間や待ち時間に関係なく24時間365日対応が可能であるため、顧客が必要な情報を迅速に得られます。
こうしたスムーズな問い合わせ対応の構築により、顧客満足度アップが期待できるのが大きなメリットです。

グローバルな顧客対応が容易になる

グローバルな顧客応対が容易になるメリットもあります。
複数の言語に対応する顧客サポートを構築するには、各言語に精通した従業員を確保しなければならず、多大なコストや労力がかかります。

しかし、複数言語に対応できるAIチャットボットなら異なる国や地域の顧客の対応も可能です。
結果として、異なる言語や文化を背景に持つ顧客に対しても一貫したサポートを提供できるようになるでしょう。
グローバル市場において信頼性を高めるだけでなく、新規顧客やリピーターの獲得を促進する効果も期待できます。

マーケティングに役立つデータを収集できる

チャットボットの会話ログは、マーケティングに役立ちます。
顧客からの問い合わせは、顧客の興味やニーズを把握するための貴重なデータとして活用できるためです。

例えば、特定の商品に関する問い合わせが頻繁に発生している場合、その商品に対する需要が高いことが分かります。
これを基に在庫管理やプロモーションの強化を行うことで、売り上げや知名度アップにつなげられるでしょう。
また、顧客が抱えている疑問や問題点を分析すれば、商品やサービスの改善につなげることも可能です。

【利用シーン別】おすすめAIチャットボット13選

ここでは、以下の利用シーン別でおすすめのAIチャットボット13選を紹介します。
それぞれの特徴や強みを解説しているため、自社の課題解決に最適なチャットボットを選ぶ際の参考にしてください。

  • カスタマーサポート向け
  • 社内問い合わせ対応向け
  • CVR改善向け

【番外編】:Dify

Difyは、LangGenius社とTDSE株式会社がパートナーシップを結んで開発した、生成AIアプリケーションツールです。

チャットアシスタント機能を活用してカスタマーサポートを効率化したり、社内の問い合わせ対応用チャットボットを簡単に構築したりできます。
さらに、OpenAIやLlama2などの多様な大規模言語モデル(LLM)に対応しているため、柔軟かつ高度なチャットボット運用が実現可能です。

また、効率良くAIの学習を進められるよう、Notionとの連携機能も標準搭載されています。
Notionをマニュアルツールにお使いの場合、同期させるだけでスムーズに回答生成ができます。

プログラミングの知識いらずで簡単にシステム構築が完了するため、導入のハードルも低く、手軽に利用を開始できるでしょう。
デモ体験も可能です。

Difyでできることはこちら

カスタマーサポートに強いAIチャットボット

カスタマーサポートに強いAIチャットボットを5つ紹介します。

  • Cognigy
  • Zendesk
  • MOBI BOT
  • KARAKURI chatbot
  • sAI Chat

1. Cognigy

TDSE株式会社が提供する「Cognigy」は、簡単かつ迅速に拡張性の高い対話型AIを設計・構築できるプラットフォームです。
GUIベースの直感的なエディタを備えており、コーディングなしでチャットボットの会話フローを作成できます。

また、AIが社内のドキュメントや規約からFAQを作成する「QAジェネレーター」を搭載しているため、回答文作成にかかる時間と手間の短縮が可能です。

さらに、SalesforceやHubSpotなどの多様なチャネルやサービスとの連携性も高いため、効率的で一貫性のある顧客対応を実現できます。
TDSE独自の言語処理能力とオントロジー技術で、回答精度の高いチャットボット構築が可能です。

サービス名Cognigy(コグニジー)
企業名TDSE株式会社
公式Webサイトhttps://cognigy.tdse.jp/
料金要問い合わせ

2. Zendesk

Zendeskは、学習済みのAIを活用して顧客からの質問に自動で回答できるカスタマーサポートツールです。
Webサイトだけでなく、LINEやMessengerなどのチャネルとも連携でき、顧客との会話フローを一元管理できます。

解決できない質問が投げかけられた際は、有人チャットや電話サポートに切り替えできる点もポイントです。
また、AIが優先度が高い質問を自動でラベリングしてくれるため、効率良く問い合わせ業務を進められるでしょう。

サービス名Zendesk
企業名株式会社Zendesk
公式Webサイトhttps://www.zendesk.co.jp/lp/pl-chatbot/?demoStep=personal
料金55ドル~ / 1ユーザー

3. MOBI BOT

MOBI BOTは、7年連続国内シェアNo.1 のチャットボット作成ツールです。
プログラミングなしでシナリオ作成ができるのはもちろん、画像や動画、イメージマップを使った応答システムの構築も容易にできます。

顧客ごとの住所変更や申請手続きなどの業務を自動化もできるため、担当者の事務作業にかかる時間を削減できます。
大規模なチャットにも対応でき、高いセキュリティ性で個人情報の適切な取り扱いが可能です。

教師データの管理や追加学習を自社で簡単に行えるよう設計されており、直感的な操作が可能な管理画面を備えたツールです。

サービス名MOBI BOT
企業名モビルス株式会社
公式Webサイトhttps://mobilus.co.jp/service/bot
料金要問い合わせ

4. KARAKURI chatbot

KARAKURI chatbotは、AIの育成のためのトレーニングの特許を得ている信頼性の高いサービスです。

ノーコードでチャットボット構築ができる他、間違えやすい回答と質問を自動検出できるため、顧客のニーズの応えた回答生成ができます。
これまでにない質問が寄せられた際はアラート機能で通知されるため、トラブル時でも迅速に対応が可能です。

アンケートやフォームの設置もでき、問い合わせの内容や種類の幅を広げられます。
導入前と導入後のサポートも充実しているため、成果につながるチャットボット構築が期待できるでしょう。

サービス名KARAKURI chatbot
企業名カラクリ株式会社
公式Webサイトhttps://karakuri.ai/function/chatbot/
料金要問い合わせ

5.sAI Chat

sAI Chatは、導入初期から回答精度95%以上 を実現できる高性能なAIチャットボットです。
FAQの類似表現を学習済みの独自エンジンを搭載しており、多様な質問にも即時で対応できます。
初めての方でも使いやすい管理画面で、デザインやサイズ変更も簡単に行えます。

3つのプランが用意されており、自社のビジネス規模やニーズに合わせて最適なものを選べる点も魅力です。
専任のカスタマーサクセスチームによる手厚いサポートも整っています。

サービス名sAI Chat
企業名株式会社サイシード
公式Webサイトhttps://saichat.jp/saichat/
料金要問い合わせ
・Starterプラン
・Standardプラン
・DXプラン

社内問い合わせ対応に強いAIチャットボット

ここからは、社内問い合わせ対応に強いAIチャットボットを5つ紹介します。

  • OfficeBot
  • PEP
  • PKSHA AI ヘルプデスク
  • HiTTO
  • RICOH Chatbot Service

1. OfficeBot

OfficeBotは、最短1分で導入できるAIチャットボットです。
レイアウト認識やスキャンデータの読み取り機能、高度な検索アルゴリズムが備わっているため、社内独自の用語や情報にも柔軟に対応します。

社内資料をそのまま学習データとして利用できるため、本格運用までのステップをスムーズに進められるのもメリットです。
導入社数は500社を超えており、RAGの実績も豊富で信頼度の高いシステムです。

サービス名OfficeBot
企業名ネオス株式会社
公式Webサイトhttps://aismiley.co.jp/product/officebot/
料金初期費用:10万円〜
月額費用:5万円〜

2. PEP

PEPは、プログラミング不要で直感的に操作できるAIチャットボット作成ツールです。
ドラッグ&ドロップで簡単にチャットボットを設計できるため、有識者がいない企業でもスムーズに導入できます。

数千万のデータから作り出した日本語特化AIエンジンを搭載している他、各企業の業務に対応できるよう独自の辞書も備わっています。
選択肢タイプや有人チャット連携タイプなど、用途や導入目的に合わせたチャットボットが構築できる点も特徴です。

サービス名PEP
企業名株式会社ギブリー
公式Webサイトhttps://pep.work/
料金要問い合わせ

3. PKSHA AI ヘルプデスク

PKSHA AI ヘルプデスクは、社内の問い合わせ対応を効率化するAIソリューションです。
Microsoft Teams上での運用に特化しており、従業員からの質問に対してAIが自動応答します。

また、AIが事前に学習した社内規定やFAQドキュメントを参照し、正確な回答とその参照元情報を提供することで誤情報の提供を防ぎます。
複雑な質問は担当部署に引き継げるため、有人対応への切り替えもスムーズです。

サービス名PKSHA AI ヘルプデスク
企業名株式会社PKSHA Communication
公式Webサイトhttps://aisaas.pkshatech.com/aihelpdesk/
料金要問い合わせ

4. HiTTO

HiTTOは、数多くの社内の問い合わせを一元管理しつつ、誰でも簡単に運用できるツールです。
100万通り以上の質問パターンを事前に学習しているため、FAQやシナリオをあらかじめ準備する必要がありません。

管理部門が負担を感じやすい情報管理も、既存のシステムに必要な情報を入力するだけで簡単に完了します。
従業員自身もシステム上で質問を入力するだけで、必要な情報をすぐに取得できます。

サービス名HiTTO
企業名株式会社マネーフォワード
公式Webサイトhttps://hitto.jp/
料金要問い合わせ(利用者数に応じて決定)

5. RICOH Chatbot Service

RICOH Chatbot Serviceは、専門知識がなくても簡単に導入・運用できるAI活用型のチャットボットサービスです。
使い慣れたExcelで作成したQ&Aデータを読み込むだけで利用開始できます。
さらに業種別のテンプレートも用意されているため、初めての方でも手間をかけずに導入できるでしょう。

Q&A型は月額1.8万円からスタートできるため、コストを抑えながら手軽に導入できます。
また、複数の言語にも対応できるため、海外顧客を抱える企業にもおすすめです。

サービス名RICOH Chatbot Service
企業名株式会社リコー
公式Webサイトhttps://promo.digital.ricoh.com/chatbot/
料金Q&A型:月額1.8万円~
生成AI型:要問い合わせ

CVR(コンバージョンレート)改善に強いAIチャットボット

CVR(コンバージョンレート)改善に強いAIチャットボットを3つ紹介します。

  • zeals
  • sinclo
  • KUZEN

1. zeals

zealsは、ユーザーとの対話を通じたエンゲージメント向上と利益の拡大を支援するチャットコマースソリューションです。

完全成果報酬型を採用しており、成果が出るまで料金が発生しない仕組みです。
そのため、導入リスクを抑えながら効果的な顧客アプローチを試すことが可能で、コスト効率の高い運用ができます。
LINEやInstagramなど多様なチャネルで効果が期待でき、CVR改善に役立ちます。

サービス名zeals
企業名株式会社ZEALS(ジールス)| ZEALS Co., Ltd.
公式Webサイトhttps://chatcommerce.zeals.co.jp/
料金初期費用:0円
システム手数料:0円
CVの成果報酬:CV数×単価

2. sinclo

sincloは、CVRや直帰率、離脱率の改善に強みを持つチャットボット型Web接客ツールです。
システム内で訪問者の行動を分析し、最適なタイミングでアプローチを行うことで、ユーザー体験やWebサイトのパフォーマンスの向上を図れます。

顧客の発言に対して自動的にメッセージを送るオートメッセージ機能が搭載されているため、問い合わせ業務の負担軽減にも貢献できます。
単なるチャットではなく、店頭での接客を感じさせるような本格的な会話で、顧客の期待に応えた回答を提供できる点が特徴です。

サービス名sinclo
企業名株式会社エフ・コード
公式サイトhttps://chat.sinclo.jp/
料金コスト重視プラン:月額1万円~
成果重視プラン:月額5万円~

3. KUZEN

KUZENは、プログラミング不要でAIチャットボットを簡単に構築・運用できるAIチャットボットです。
社内外からの問い合わせを自動化はもちろん、ダッシュボードでの分析機能も搭載されているため、データに基づいたマーケティング戦略の立案がスムーズにできます。

LINEやSlack、Salesforceなどの外部システムとも連携できるため、既存の業務フローとの統合もスムーズです。
商品購入までをサポートするチャットボットで、売り上げや利益向上も期待できるでしょう。

サービス名KUZEN
企業名株式会社クウゼン
公式Webサイトhttps://kuzen.io/support
料金要問い合わせ

AIチャットボット選びで確認するべきポイント

AIチャットボットを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • AIを必要とするかどうか
  • 導入目的を果たせる機能がそろっているか
  • コストが予算内に収まるか
  • サポート体制は充実しているか
  • 複数言語に対応可能か

AIを必要とするかどうか

大前提として、まず自社の業務にAIが本当に必要かどうかを判断する必要があります。
AIを搭載したチャットボットは、自然言語処理や機械学習によって曖昧な質問や複雑な問い合わせにも対応できます。
文脈を理解しながら顧客の意図に合わせた柔軟な回答が求められる場面では、AIの活用が効果的です。

一方で、問い合わせ内容が主に定型的な質問に限られる場合には、AIを搭載していないシナリオ型チャットボットで十分な場合があります。

AIが必要かどうかを判断する際は、解決すべき課題や顧客対応の複雑さ、導入後に得られる効果とコストのバランスなどを考えた上で選びましょう。

導入目的を果たせる機能がそろっているか

導入目的を果たせる機能がそろっているかも重要な判断基準です。
導入効果を実感するには、求める成果を明確にし、それを達成するための機能が過不足なく搭載されているチャットボットを選ぶ必要があります。

例えば、カスタマーサポートの効率化を目的とする場合は、よくある質問への対応や、チャットボットで解決できない質問を担当者にスムーズに引き継ぐ機能が求められます。
マーケティングの強化を目指す場合には、顧客データの収集・分析機能などが必要でしょう。
社内業務の効率化を目的とする場合には、従業員からの問い合わせ対応やタスク管理がこなせるものを導入する必要があります。

また、応答スピードや他ツールとの連携性などもチェックするのもポイントです。
目標達成に必要な機能をリストアップし、自社に最適なチャットボットを選びましょう。

コストが予算内に収まるか

コストと予算のバランスも確認しましょう。
導入費用に加え、運用コストやメンテナンス、さらには機能の追加やアップデートにかかる費用も考慮する必要があります。
高度なAI機能や多言語対応、データ分析機能を備えたチャットボットは、その分コストが高くなる傾向があります。

また、単純な問い合わせ対応や定型業務の自動化が目的であれば、比較的費用を抑えられるシナリオ型チャットボットを選ぶのがおすすめです。

どのような業務を効率化したいのか、どの程度の投資でどのような効果を期待するかを明確にし、費用対効果の高いものを選びましょう。

サポート体制は充実しているか

機能や費用の他、サポート体制が充実しているかもチェックしましょう。

チャットボットを効果的に運用するには、初期設定だけでなく、運用中のシナリオ改善やシステムの更新・調整が欠かせません。
初めて導入する企業や運用に詳しい従業員を確保できない場合には、提供元のサポートがより重要です。

サポート体制が充実していれば、導入後に課題が生じた際に迅速に解決できます。
提供元によっては専任のサポート担当者が付き、運用データの分析や改善提案を行ってくれるケースもあります。
サポート体制の充実度は、忘れずに確認しておきましょう。

複数言語に対応可能か

海外顧客を抱える企業は、複数言語に対応可能かも確認しましょう。

基本的には英語や日本語に対応しているケースが多いですが、顧客の地域に応じて中国語やスペイン語、フランス語などの対応が必要になる場合もあります。
多言語対応のチャットボットを導入することで、異なる言語を話す顧客にもスムーズな対応が可能となり、国際市場での顧客満足度の向上が期待できます。

また、海外の従業員がシステムを管理する場合、管理画面や設定ツールも多言語に対応しているかも確認すべきポイントです。

AIチャットボットを導入するまでの流れ

AIチャットボットを導入するまでの流れは、以下の9ステップです。

  1. 導入目的を決定する
  2. チャットボットをどこで活用するか決める
  3. 目的を果たすために必要な機能をリストアップする
  4. 利用するチャットボットを選定する
  5. デモや無料トライアルで実際の使用感を確認する
  6. 運用体制を整える
  7. 導入計画を策定し、初期設定・カスタマイズを行う
  8. テスト運用を通じてチャットボットの性能を確認する
  9. 本格運用と効果測定を行う

まずは目的や活用場所を明確にし、必要な機能を洗い出してから自社に最適なチャットボットを選定します。
その後、デモやトライアルを通じて実際の使用感を確認し、運用体制を整えた上で導入計画を策定する流れです。

初期設定やカスタマイズでは、基礎的なシナリオ作成に加えてデータ収集やAIモデルの学習も行います。
回答精度が一定のレベルに達した段階で、テスト運用を実施し、実際の利用環境で性能を確認します。

問題なければ実際に導入し、効果測定を行いながら必要に応じて改善を重ねましょう。
継続的な改善作業こそが、チャットボットの長期的な効果の発揮につながります。

AIチャットボット導入前に知っておきたい注意点

AIチャットボットは業務効率化に便利なツールですが、以下の注意点を把握しながら計画を実行する必要があります。
スムーズに導入するためにも、事前に確認しておきましょう。

  • 導入に一定のコストを要する
  • 全ての質問に回答できるわけではない
  • 継続的な改善作業が求められる
  • 万全なセキュリティ対策をする必要がある

導入に一定のコストを要する

AIチャットボットの導入には、一定のコストを要します。

導入時には、初期設定やカスタマイズ、シナリオ作成にかかる費用が発生します。
AIチャットボットは、最初から精度の高い回答を提供するわけではありません。
ユーザーの質問意図を理解した回答を提供するには、データの改善や収集、定期的なメンテナンスが必要です。
そのため、初期費用だけでなく継続的にかかるコストも考慮しましょう。

全ての質問に回答できるわけではない

AIチャットボットは、あらゆる企業の問い合わせ業務の役立つツールです。
しかし、全ての質問に対応できるわけではありません。

例えば、専門的な知識が求められる質問や、複雑で文脈が理解しづらい問い合わせには限界があります。
その一例が、感情的な要素を伴うクレーム対応です。
こうした場面では、相手の感情を汲み取って適切な言葉を選んで対応する必要があるため、AIの能力だけでは不十分な場合が多いです。
AIでの対応と人による対応をうまく使い分けながら、顧客満足度の向上につなげていきましょう。

継続的な改善作業が求められる

チャットボットの性能向上には、継続的な改善作業が欠かせません。

基本的に設定されたシナリオや学習済みデータに基づいて対応しますが、実際の運用を通じて予期しない質問が発生する場合があります。
そういった質問が来た際に回答できないと、顧客は不満を感じてしまうかもしれません。

このような問題を防ぐためにも、実際の運用データを基に回答内容やシナリオを定期的に見直しつつ、新しいデータを追加して学習させる必要があります。
しかし、改善作業には手間やコストもかかるため、自社でリソースを確保できない場合は外部の専門会社のサポートを受けるのも一つの手です。

万全なセキュリティ対策をする必要がある

AIチャットボットで顧客の個人情報や企業の機密情報を扱う場合、万全なセキュリティ対策を講じる必要があります。
特に氏名や連絡先、決済情報などの個人データが含まれる場合、これらのデータが不正アクセスや漏えいのリスクにさらされないよう、強固な暗号化や認証機能を導入する必要があります。

個人情報を扱う場合は、データの保存や利用に関するプライバシーポリシーを明確にした上で、法律や規制を遵守しなければなりません。
万が一の情報漏えいに備えて、セキュリティ対策を徹底しましょう。

AIチャットボットによる業務効率化でビジネスをさらに加速させよう

AIチャットボットは、問い合わせ対応の効率化や顧客満足度の向上、データ収集と分析によるマーケティング強化など、多岐にわたる業務で活用できるシステムです。
導入にはコストやセキュリティ対策、継続的な改善作業が必要ですが、適切に運用すれば自社のビジネス拡大が期待できます。

本記事を参考にしながら、自社の課題や目的を解決できるチャットボットを選んでみてください。

TDSE株式会社では、プログラミングの知識不要でAIチャットボットを構築できるツール「Dify」を提供しています。
Difyは、OpenAIやANTHROPICなどの多様なLLMと接続可能です。
さらに、業務マニュアルや指定Webページを参照して回答を生成するRAG技術も搭載しています。

AIチャットボットツールをお探しの企業さまは、ぜひDifyの導入をご検討ください。

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