ノーコードで
生成AIアプリを
つくれるツールDify

Dify は、生成AIアプリケーションを迅速に開発・運用できる AI プラットフォームです。AI エージェント、チャットボット、ワークフロー、RAG（検索拡張生成）などをノーコード／ローコードで構築できます。

ノーコードで簡単なチャットボットやワークフローの構築が可能で、非エンジニアの方でも利用できます。ただし、高度な利用（複雑なワークフロー設計やAPI連携・プラグイン開発）には、専門の知識・開発経験があると、活用が進みます。

Difyにアップロードされた資料やデータは、AI（LLM）が回答を生成する際の「参考資料（検索対象）」として利用されますが、AIモデル自体の「学習（トレーニング）」には使用されません。具体的な理由は以下の3点です。

1.Difyの仕組み（RAG技術）
Difyは、登録されたデータを検索可能な形式（ベクトルデータ）に変換してデータベースに保存するのみです。AIは質問に対してそのデータベースを検索し、関連情報を「参照」して回答を作成します。AIモデルの中身（パラメータ）を書き換えることはありません。

2.LLMのAPI規約
DifyのようにLLMのAPIを経由する場合、一般的にAPI利用データは学習に使われません（各プロバイダーの規約に依存します。）。Dify自体がユーザーデータを勝手に学習することはありません。

3.セキュアな環境構築
お客様専用の環境にデータベースを構築するため、データが第三者に共有されることはありません。

Difyの特徴は以下の通りです。

・ノーコード／ローコードでの AI アプリ開発
・ワークフローオーケストレーション
・多様な LLM（GPT、Claude、Gemini、LLaMA など）に対応
・ナレッジベース（RAG）機能
・プラグイン（外部API／Slack／GitHub 連携など）
・お客様環境にホスト可能
・拡張性の高い開発者向け API

ChatGPTは「対話型サービス」ですが、Difyは「自社専用のAIアプリを開発・運用する基盤」です。単にチャットをするだけではありません。社内ドキュメントを検索するRAGシステム・業務プロセスを自動化するAIエージェント・生成AIアプリをノーコードで自由に作成できます。Difyは生成AIアプリの作成だけではなく、API公開・ログ管理・アノテーション・運用監視まで一気通貫で提供できる点も特徴です。また、特定のLLMに依存せず、OpenAIやAnthropicなど複数のモデルを使い分けられる点も大きな違いです。

利用する LLM に依存しますが、高精度なモデルの利用で日本語理解・生成の精度を高めることができます。Dify 自体は日本語向け UI／ワークフロー構築に対応しています。

代表的なユースケースは以下です。

・社内問い合わせチャットボット
・DX 業務自動化ワークフロー
・議事録生成・文章要約
・RAG による社内文書検索アシスタント
・帳票処理・見積書作成の自動化
・EC 問い合わせ AI サポート
・プログラムコードレビュー

はい。PDF、文書、Web ページなどを取り込み、ベクトル検索に基づく回答生成が可能です。
データ分割、埋め込みモデル選択、検索設定も画面上で行えます。

はい。Docker ComposeまたはKubernetesによるオンプレミス導入が可能です。
データを外部に出せない業界やお客様でも利用できます。

はい。TDSEでは、Dify専任の技術者による運用サポートサービスや研修等を承っております。