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- 投稿日
- 2025.03.27
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- 更新日
- 2025.03.27
企業が競争力を維持・向上させるためには、AIを活用した業務効率化が不可欠な要素となっています。
特に、自律的にタスクを実行するAIエージェントは、業務の自動化を推進する強力なツールとして注目されています。
しかし、多種多様なAIエージェントが登場し、それぞれ得意分野や機能が異なるため、自社のニーズにぴったりな製品を選ぶことは容易ではありません。
導入を検討する際には、各製品の特徴を深く理解し、慎重に比較検討する必要があります。
本記事では、主要なAIエージェントを4つのカテゴリに分類し、おすすめの13製品を徹底比較します。
目次
AIエージェントツールの種類
AIエージェントツールには、大きく4種類に分類できます。
- 多用途対応型
- 搭載型
- 特化型
- ノーコード/ローコード型
それぞれ詳しく解説していきます。
多用途対応型
多用途対応型AIエージェントは、企業のさまざまな日常業務を幅広く効率化します。
資料作成、メール返信、データ入力、レポート生成など、多くの企業で共通する業務を自動化できるのが特長です。
このタイプのエージェントを導入することで、企業全体の業務負担を大幅に軽減し、従業員はより戦略的な業務に注力できるようになります。
特定の業務に限定されず、汎用的に活用できるため、幅広い業務の効率化を目指す企業に適しています。
搭載型
搭載型AIエージェントは、既存の業務システム(CRM、SFA、問い合わせ管理プラットフォームなど)に組み込まれて機能するタイプのAIエージェントです。
既存システムと連携することで、蓄積されたデータや確立された業務フローを活用しながら、業務効率を向上させます。
ただし、利用には対象システムの導入が前提となるため、導入前に自社の業務システムとの連携可否を確認することが重要です。
既存システムを最大限に活用しながらAIによる効率化を図りたい企業に適しています。
特化型
特化型AIエージェントは、特定の業務領域や用途に特化したAIエージェントです。
採用、営業、カスタマーサービスなど、特定の職種や業務に特化した専門知識とスキルを備えています。
多用途型と比較して、専門領域における処理精度が高いことが特長です。
特定の業務に関する高精度なデータ処理や、専門性の高い業務の自動化を求める企業に適しています。
ノーコード/ローコード型
ノーコード/ローコード型AIエージェントは、プログラミングの専門知識がなくても、自社のニーズに合わせたAIエージェントを開発できるプラットフォームです。
- ノーコード:ソースコードを記述せずに開発
- ローコード:最小限のソースコード記述で開発
ドラッグ&ドロップ操作や自然言語での指示など、直感的な操作でAIエージェントを構築できるため、AI導入のハードルを大幅に下げます。
これまでエンジニア不足でAI導入を諦めていた企業でも、業務に特化したAIエージェントを容易に開発・運用できる点がメリットです。
多用途対応型のおすすめAIエージェント5製品を比較
ここでは、さまざまな業務に活用できる多用途対応型AIエージェントの中から、特におすすめの製品を紹介します。
- Genspark Autopilot Agent
- JAPAN AI AGENT
- AutoGPT
- CrewAI
- AgentGPT
Genspark Autopilot Agent
Genspark Autopilot Agentは、企業のリサーチやデータ収集を効率化するために設計されたAIエージェントです。
70以上の情報源から並列で調査を実施し、複雑なリサーチやデータ収集を自動化します。
非同期処理により、調査を依頼した後でも他の作業を進められるため、業務の生産性向上に大きく貢献します。
競合他社の動向や業界の最新情報を自動で収集・分析し、数分で包括的なレポートを作成できる他、情報のファクトチェックにも利用でき、信頼性の高い情報を迅速に取得することが可能です。
クロスチェック機能により、情報の信頼性を高めている点も特長です。
情報収集・リサーチ業務に強みを持ち、業務の生産性向上を図りたい企業に特に適しています。
JAPAN AI AGENT
JAPAN AI AGENTは、日本企業特有のビジネス慣習に最適化されたAIエージェントです。
ChatGPTやGemini、ClaudeといったAIモデルを活用し、日本の商習慣や業務フローに合わせたカスタマイズが可能です。
例えば、「営業提案資料作成支援」機能で営業資料を作成したり、「返信文アシスタント」機能で顧客対応メールの返信を自動化したりすることで、業務負担の軽減が期待できます。
日本市場に特化し幅広い業務に対応できるため、業務自動化の導入を検討している国内企業にとっておすすめの選択肢の一つです。
AutoGPT
AutoGPTは、自律的にタスクを生成・実行できる、オープンソースのAIエージェントです。
ユーザーが目標を設定すると、AIがその目標達成に必要なタスクを自動的に生成・実行します。
インターネット上から最新情報を取得して活用できる他、GPT-4を活用した高品質なテキスト生成や分析も可能です。
単なる対話型AIとは異なり、プロセスの全自動化を可能にするため、企業がDXを推進する上で非常に有力なツールとなるでしょう。
人間の介入を最小限に抑え、複雑なタスクを自動処理できるため、業務の完全自動化を目指す企業に適しています。
CrewAI
CrewAIは、複数のAIエージェントが専門家チームのように協働する、革新的なマルチエージェントフレームワークです。
単独で動作する従来のAIエージェントとは異なり、研究者やライター、プランナーといった「専門家」のように振る舞う複数のエージェントを組み合わせ、相互に協力しながらタスクを効率的に解決します。
例えば、広告キャンペーンのプランニングでは、市場調査エージェントが最新トレンドを分析し、ライターエージェントが広告コピーを作成、戦略エージェントがターゲット市場を特定するといった連携が可能です。
AIがチームとして機能するため、より人間の意思決定プロセスに近い形でのタスク遂行が可能となり、AIエージェントの実用性が大幅に向上します。
業務内容に応じて適切なAIチームを編成できる点が大きな強みであり、単独のAIエージェントでは難しい複雑な業務の自動化に適しています。
AgentGPT
AgentGPTは、簡単な操作で自律型AIエージェントを構築し、タスクを自動化できるツールです。
Webベースで直感的に操作でき、コーディング不要でカスタマイズ可能な設計となっています。
情報収集やデータ分析、コンテンツ生成など、多岐にわたるビジネス業務の効率化に向いており、一度設定すればAIが自律的に動作し、目標達成に向けたタスクを実行・最適化する点が特長です。
手軽にAIエージェントを作成し、業務自動化を進めたい企業におすすめの選択肢といえます。
搭載型のおすすめAIエージェント3製品を比較
ここでは、特定の業務システムに組み込んで利用できる、搭載型AIエージェントの中から、おすすめの3製品を紹介します。
- Agentforce
- Zendesk
- ServiceNow AI Agents
Agentforce
Agentforceは、Salesforce上で動作する業務特化型のAIエージェントです。
SalesforceのCRM/SFAデータと連携し、営業やカスタマーサポート、マーケティングなど、幅広い業務領域で24時間365日の自動化を実現します。
ローコードビルダー「Agent Builder」を活用すれば、企業の業種・業界に応じたカスタマイズが可能で、SlackやTableauなどのビジネスツールとも連携できます。
Salesforceを最大限に活用し、業務プロセスを最適化したい企業におすすめです。
Zendesk
Zendeskは、オムニチャネル対応のカスタマーサポート管理プラットフォームです。
メール、チャット、電話、SNSなど、あらゆる問い合わせチャネルを一元管理し、AIによる自動応答とオペレーターによる対応を適切に組み合わせます。
AIを活用した「エージェントCopilot」はオペレーター業務を支援し、「Zendesk QA」は問い合わせ対応のパフォーマンスを改善するなど、多機能なAIエージェントを提供します。
AIチャットボットが一次対応を担うことで、オペレーターの負担を軽減しつつ、顧客一人ひとりに合わせた対応が可能です。
顧客対応の迅速化と質の向上を両立したい企業に適しています。
ServiceNow AI Agents
ServiceNow AI Agentsは、ServiceNowの「Now Platform」に統合されたAIエージェントです。
カスタマーサービスやIT、人事、調達、財務など、幅広い領域でタスクの自動化を実現します。
独自のドメイン固有LLM(大規模言語モデル)と推論エンジンを活用し、複数部門にまたがる複雑なタスクを自律的に処理できる点が特長です。
例えば、カスタマーサポートでは、AIエージェントがナレッジ記事を自動生成し、オペレーターに適切な対応策を提案できます。
企業全体の業務効率化を目指す企業に適しています。
特化型のおすすめAIエージェント3製品を比較
特定の業務に強い以下のAIエージェントをご紹介します。
- リクルタ
- ラクリプ
- BabyAGI
リクルタ
リクルタは、6万人以上のキャリアデータを基盤とした、採用業務に特化したAIエージェントです。
「リクルタ レジュメマッチAI」は、候補者の適性を迅速かつ公平に評価し、書類選考を効率化します。
「リクルタAI ダイレクト採用」では、スカウト業務を自動化し、候補者の発掘から面談設定までをAIが担当します。
これらの機能を用いれば、採用担当者の業務負担を大幅に軽減しながら要望にマッチする人材の採用を推進することが可能です。
書類選考から候補者とのコミュニケーションまでを一括して自動化できるため、人材獲得に課題を抱える企業に適しています。
ラクリプ
ラクリプは、EC事業者向けに特化した、問い合わせ・レビュー対応自動化AIエージェントです。
問い合わせやレビューへの返信は、顧客満足度や売上に直結する重要な業務ですが、多くの時間とリソースを必要とします。
ラクリプは、これらの問い合わせやレビューにAIが5秒以内に返信を生成し、ワンクリックで対応を完了できるのが大きな魅力です。
また人間による返信と99%類似した精度を実現しており、クレーム対応の効率化にも貢献してくれます。
専門知識は不要で、最短7分で導入できるため、EC事業者の業務効率化と顧客満足度向上を両立したい企業に適しています。
BabyAGI
BabyAGIは、タスク管理に特化した自律型AIエージェントです。
ユーザーが目標を設定すると、AIがその目標に沿ってタスクを自動的に生成・優先順位付け・実行します。
継続的にタスクを実行し、ユーザーが指示を出さなくても、AI自身が次に何をすべきかを判断して自動的にタスクを進めます。
エンジニアだけでなく、非エンジニアにも使いやすい設計となっており、市場調査やSQLコード作成、Webサイト制作など幅広い業務に対応することが可能です。
ノーコード/ローコード型のおすすめAIエージェント2製品を比較
ここでは、高度な専門知識がなくても、自社専用のAIエージェントを開発できる、ノーコード/ローコード開発環境型AIエージェントの中から、おすすめの製品を紹介します。
- Microsoft Copilot Studio
- Dify
Microsoft Copilot Studio
Microsoft Copilot Studioは、ノーコード/ローコードでAIエージェントを簡単に開発できるプラットフォームです。
データ統合や自動化ワークフロー、セキュリティ制御などの高度な機能を備え、IT知識がなくても高機能なAIアシスタントを構築できます。
Microsoft 365やTeamsといったビジネスツールと直接連携できるため、業務の効率化と生産性向上に貢献します。
Microsoft製品を既に活用している企業にとっては、特に導入効果が高いでしょう。
Dify
Difyは、オープンソースでAIエージェントやAIアプリをノーコード/ローコードで開発できるプラットフォームです。
業務プロセスの最適化や自動化を目的とし、多様なAI(OpenAI、Anthropic、Llamaなど)から適切なモデルを選択できる柔軟性が大きな特長です。
Zapierなどの外部ツールとの連携により、企業のニーズに合わせたAIワークフローを構築できます。
さらに、オンプレミスでの運用にも対応しているため、セキュリティやデータプライバシーを重視する企業も安心して利用できます。
Difyは、AI活用の自由度と導入のしやすさを両立した、次世代のAI開発プラットフォームといえるでしょう。
AIエージェントツールを比較する際の主なポイント
AIエージェントツールは多種多様であり、導入効果を最大化するためには、自社の課題解決や目的達成につながるツールを選ぶことが重要です。
ここでは、AIエージェントツール導入時に検討すべき、主要な比較ポイントを3つ解説します。
自社の課題を解決できる機能が搭載されているか
AIエージェント導入で特に重要なのは、自社の抱える課題を解決できるかどうかです。
まずは、解決したい課題や効率化したい業務を明確にしましょう。
その上で、必要な機能を備えたAIエージェントツールを選ぶ必要があります。
例えば、顧客からの問い合わせ対応を効率化したい場合は、チャットボット機能やFAQ自動生成機能が有効です。
一方、営業活動を支援したい場合は、顧客情報分析や提案書作成支援機能が役立つでしょう。
機能と目的が合致しないツールを導入しても、期待した効果は得られず、投資が無駄になる可能性があります。
従業員にとって使いやすいか
どれほど高機能なAIエージェントツールでも、使いにくければ現場に定着せず、十分な効果を発揮できません。
直感的に操作できるインターフェースか、導入・運用をサポートする体制が充実しているかを確認しましょう。
無料トライアルやデモを活用して、実際の使用感を試すことをおすすめします。
導入後のサポート体制(問い合わせ対応の迅速さ、FAQの充実度など)も重要な比較ポイントです。
将来的な拡張性は期待できるか
AIエージェントツールは、一度導入したら終わりではありません。
企業の成長やビジネス環境の変化に合わせて、機能拡張やシステム連携が必要になる場合があります。
将来的な拡張性や柔軟性があるかを確認しましょう。
具体的には、APIが公開されているか、他のシステムとの連携が可能か、機能追加やカスタマイズが容易かといった点を確認することが重要です。
将来的な拡張性が低いツールを導入すると、ビジネスの変化に対応できず、新たなツールへの移行が必要になる可能性があります。
自社にニーズに合ったAIエージェントを導入しよう
AIエージェントは、企業の業務効率化を推進する強力なツールですが、その種類は多岐にわたります。
本記事では、主要なAIエージェントを4つのタイプに分類し、13製品を比較しました。
自社に合ったAIエージェントを導入し、業務効率化とコスト削減を実現するためにも、機能面や使いやすさ、拡張性など多角的な観点から検討を進めましょう。
AIエージェントの導入は、業務効率化だけでなく、従業員の生産性向上や顧客満足度向上にもつながる可能性があります。
本記事を参考に、AIエージェントの導入を成功させ、ビジネスを加速させましょう。
「社内にエンジニアがいない」「AIエージェントの導入に不安がある」といった課題を抱えている場合には、Difyが特におすすめです。
Difyは、プログラミング不要で、誰でも簡単に自社専用のAIエージェントを開発できるプラットフォームです。
直感的な操作でAIエージェントを開発できるため、社内にエンジニアいなくてもご利用いただけます。
さらに、複数のAI言語モデル(OpenAI、Anthropic、Llamaなど)に対応しており、自社のニーズにぴったりなAIアシスタントを構築できます。
加えて、ZapierやSlack、Notionなどの外部ツールと連携することで、さまざまな業務を自動化することが可能です。
AIエージェント導入をご検討の際は、ぜひTDSE株式会社にご相談ください。
Difyの活用方法や導入事例など、企業の課題解決に役立つ情報を提供しています。
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