-
- 投稿日
- 2025.03.27
-
- 更新日
- 2025.03.27
近年、業務効率化のためにチャットボットの導入を検討している企業が増えてきています。
ただ、チャットボットの導入には初期費用や維持費がかかるため、「費用対効果はどうなんだろう?」「損をしてしまうのではないか」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、チャットボットを導入した場合にかかる費用の内訳と、導入形態別の費用相場について解説します。
チャットボットの費用を節約するコツや、費用対効果を最大化するためのポイントもまとめているため、ぜひ参考にしてください。
目次
隠れたコストに注意! チャットボット導入費用の内訳
チャットボットを導入する際にかかる費用は、大きく分けて初期費用と月額費用、オプション費用の3つに分類されます。
それぞれの費用にはさらに細かい内訳があるため、何にどのくらいの費用がかかるのか、きちんと把握しておきましょう。
初期費用の内訳
初期費用は、チャットボットの導入時に必要となる費用です。
このうち、チャットボットを利用する環境を構築するための費用や、システムの初期設定費用などは基本料金に該当し、チャットボットの種類に応じて費用相場は大幅に異なります。
例えば、シンプルなルールベース型なら基本料金無料のケースもありますが、高度なAIを搭載しているものは数十万円程度の費用がかかることも少なくありません。
また基本料金とは別に、業務内容に合わせてシステム設計を行うための費用や、用途や目的に沿ってカスタマイズする費用、既存のシステムと組み合わせて利便性の高いシステムを作り上げるためのインテグレーション費用などがかかるケースもあります。
さらに、有償の導入サポートを提供しているベンダーもあります。
導入サポートとは、課題のヒアリングや目的設定などの事前設計、FAQのシナリオ化・初期メンテナンスなどの導入設計、UIデザイン制作など、チャットボットを導入するために必要な設計・設定を支援するサービスです。
初めてチャットボットを導入する企業は、事前準備からつまずいてしまうケースも多いため、必要に応じて有償サポートを利用すれば、スムーズな導入を実現できます。
なお、ベンダーによっては基本料金の中に導入サポートが含まれていることもあるため、サポートを受けたい場合は事前に確認しましょう。
月額費用の内訳
初期費用は、導入時あるいはシステムに追加や変更を加えた際に都度発生するものですが、月額費用はチャットボットサービスを利用している限り、継続的に支払うものです。
月額費用は初期導入費用と同じく、導入するチャットボットのタイプや機能によって変化します。
一般的に、シンプルなものほどリーズナブルで、機能が複雑かつ高性能なものほど高額になっていくため、チャットボット導入の目的や用途を考慮しつつ、予算の範囲内に収まるシステムを選ぶことが大切です。
なお、チャットボットによっては年払いと月払いの2種類から支払い方法を選択できるものもあります。
年払いの場合、月払いよりも年間の総支払額が安くなることが多いため、長く利用する予定があるなら年払いプランを選んだ方がお得です。
ただし、契約途中で解約しても月割りで残りの期間の料金が返還されるわけではないため、お試し利用したい場合は注意しましょう。
なお、次項で説明するオプションを利用する場合、月額費用にオプション料金が上乗せされます。
オプション料金
チャットボットシステムの中には、任意でオプションを付加できるものもあります。
オプションの種類はベンダーによって異なりますが、外部システムとのAPI連携や、運用支援・コンサルティングサービスの利用、アカウント数の追加、分析レポートの作成などが挙げられます。
オプション料金は種類によって異なりますが、追加するほど月額費用が増額するため、必要なものだけを無駄なく付加することが大切です。
【導入形態別・機能別】チャットボットの費用相場
チャットボットの費用相場は、導入形態や機能によって大きく異なります。
ここでは導入形態別・機能別にチャットボットの大まかな費用相場をまとめました。
【導入形態別】チャットボットの費用相場
チャットボットの導入形態は、大きく分けてクラウド型とオンプレミス型の2種類が存在します。
クラウド型チャットボットは、インターネットを介して外部サーバーとデータ通信を行う方式です。
自社内にサーバーを設置する必要がないため、初期費用を安く抑えられる点が魅力です。
サポートが不要なチャットボットであれば、初期費用無料で導入できる場合もあります。
月額費用についても、サポートなしのプランでは数千円から数万円程度で利用できるケースが一般的です。
ただし、サポート付きのプランを選択すると、月額費用が数万円から数十万円になることもあります。
クラウド型は初期費用が安価である一方、後述するオンプレミス型と比較して、ランニングコストが高くなる傾向にあるため、導入時の費用だけでなく、長期的な視点での費用対効果を検討することが重要です。
オンプレミス型は、自社内にサーバーを設置してチャットボットを運用する方式です。
インターネットに接続されていない環境でも利用できるため、高度なセキュリティを確保できます。
またカスタマイズの自由度が高く、自社の業務内容やニーズに最適化されたチャットボットを構築できるのも特長です。
しかし、導入に当たってはサーバー機器やネットワーク回線、専用ソフトウェアなどの設置工事が必要となるため、高額な初期費用が発生します。
具体的な導入費用は、チャットボットの機能や導入規模によって変動しますが、数十万円から、場合によっては数百万円規模になることも珍しくありません。
初期投資後は、外部サーバーの利用料などが不要となるため、クラウド型に比べて維持費を抑えられる可能性があります。
ただし、自社で保守・メンテナンスを実施できない場合は、ベンダーや外部業者に委託する必要があり、別途メンテナンス費用が発生する点に注意が必要です。
【機能別】チャットボットの費用相場
チャットボットの機能は、主にシナリオ型とAI搭載型の2つのタイプに分類できます。
シナリオ型は、事前に設定されたシナリオに基づいて質問と回答を繰り返すタイプで「一問一答型」「ルールベース型」とも呼ばれます。
例として「お問い合わせ内容を以下から選択してください」という質問に対し「商品の購入方法」「商品の利用方法」「注文のキャンセル方法」といった選択肢を提示し、顧客に選択してもらう方式です。
選択肢から一つを選び、その選択肢に対応する回答を提示するというシンプルな仕組みであるため、シナリオ型チャットボットの導入費用は比較的安価で、月額数千円から利用できるものもあります。
これに対しAI搭載型は、AIによる機械学習や自然言語処理を活用し、顧客の質問に回答するタイプです。
このタイプはさらに、従来型と生成AI型の2つに分けられます。
従来型は、顧客が入力した質問内容と事前に登録された質問・回答を照合し、AIが最も適合する内容を選択して提示する方式です。
AIを搭載しているため、シナリオ型と比較すると費用は高くなり、月額費用は10万~60万円程度が一般的な相場です。
生成AIチャットボットは、事前に学習させたデータと、顧客からの入力データの両方を基に回答を自動生成できるタイプのチャットボットです。
既存データだけでなく、顧客の入力データも学習するため、より高度な質疑応答が実現できます。
生成AIは従来型AIよりもカスタマイズ性が高い分、導入費用や運用費用も高くなる傾向にあり、月額費用は10万~100万円程度が相場です。
チャットボットの導入費用を左右する要素
ここまでチャットボットの一般的な費用相場を説明してきましたが、あくまで目安であり、さまざまな要素によって費用が大きく左右されることもあります。
特に以下の要素は費用に大きな影響を与えるため、予算が限られている場合は注意が必要です。
AI搭載の有無
先述した通り、AI搭載の有無はチャットボットの費用に大きな影響をもたらします。
特に生成AIを搭載したチャットボットは導入費、維持費ともに高くなりやすい傾向にあります。
設置できるページ数
チャットボットの中には、チャットボットを設置できるページの数によって費用が変わるものもあります。
用途や目的に合わせて複数のチャットボットを設置する予定があるのなら、1ページ当たりの単価もきちんとチェックしておきましょう。
登録するデータの数
チャットボットを運用するには、あらかじめFAQやシナリオなどのデータを登録する必要があります。
データ登録数が多いほど性能の高いチャットボットを構築できますが、システム構築費や維持費がかさみやすいため要注意です。
オプションの数
チャットボットの多くは、基本機能とは別に、任意でオプションを付加することが可能です。
オプションを付加すれば、外部システムとの連携やオリジナルデザインの採用などを行えるようになります。
ただ、オプションを多く付加すると、それだけ料金が上乗せされ、月額費用が割高になってしまう可能性があります。
カスタマイズ性
クラウド型のチャットボットは、ある程度仕様が固定されたパッケージ型のシステムのため、自社の業務やニーズにより適合するチャットボットを導入・運用したい場合はカスタマイズが必要になります。
カスタマイズを行えば利便性や性能が向上しますが、導入費や維持費が大幅に増えます。
サポートの有無、内容
チャットボットの中には、導入や運用についてサポートやコンサルティングを受けられるサービスを展開しているものもあります。
サポートの内容はベンダーによって異なりますが、企業ごとの課題の洗い出しや目標の設定、シナリオ構築、費用対効果の分析、解決策の提示など、導入から運用に至るまで、幅広い支援を受けられます。
ただ、サポートが手厚いものほど費用も割高になる傾向にあるため、チャットボットの導入・運用について支援が必要かどうかをよく考えた方が良いでしょう。
チャットボットの費用対効果を高める秘訣
チャットボットの費用対効果を高めるには、導入費や維持費を抑えるのはもちろん、導入や運用の方法にも工夫を取り入れる必要があります。
ここではチャットボットの費用対効果を高める秘訣を4つご紹介します。
導入の目的を明確にする
チャットボットは汎用性の高いシステムですが、使用目的が曖昧なまま導入すると思ったような効果が現れず、費用対効果が下がる原因となります。
チャットボットを導入する際は、目的や期待する効果などをきちんと定め、目指すべきチャットボットの在り方を明確にしてから構築や設計に取り組みましょう。
明確な目的に合わせてカスタマイズすれば、導入後の効果がアップし、費用対効果の向上を期待できます。
既存システムとの連携を行う
多くの企業はCRMやSFA、ERPなど、さまざまな業務用システムを利用しています。
これらのシステムとチャットボットを連携させれば、元のシステムで利用しているデータをリアルタイムに引き出せるようになるため、よりシームレスなデータ共有を実現できます。
ただ、外部システムとの連携機能は有償のオプション扱いになっているケースがほとんどです。
中には、シェアの高い一部の外部ツールとの連携に無料で対応しているシステムもあるため、既存システムとの連携コストを節約したい場合は、どの範囲まで連携に対応しているか事前にチェックしておきましょう。
誰でも利用できるものを選ぶ
チャットボットは、初めての方でも運用できる初心者向けのものから、コーディングによりカスタマイズできる玄人向けのものまで、さまざまな種類が存在します。
玄人向けのものはカスタマイズ性が高く、自社に適合したチャットボットの作成を実現できますが、運用やメンテナンスには専門的な知識や技術が不可欠です。
新たに専門スタッフを採用したり、育成したりすると人件費や教育費がかさんでしまうため、導入費や運用費を節約したいのなら誰でも利用できるシステムを導入した方が良いでしょう。
スモールスタートする
チャットボットの費用は、設置するページ数が増えるほど高くなるため、最初からあちこちのページに設置すると導入費や維持費がかさんでしまいます。
また運用実績が少なく、運用体制が確立していないうちからチャットボットを設置すると管理が行き届かず、顧客から不満や不平が出るリスクもあります。
このような事態を防ぐためにも、最初のうちは限られたページのみにチャットボットを設置し、スモールスタートするのがおすすめです。
確かな費用対効果を実感できたら、徐々に規模の拡大を検討すると良いでしょう。
チャットボットの費用は導入形態や機能によって異なる
チャットボットの導入・運用にかかる費用は、導入形態や機能によって異なります。
さらに、チャットボットを設置するページ数やカスタマイズ性、サポートの内容などによって費用は大きく左右されるため、自社の目的やニーズを基に、どのようなチャットボットが必要なのか熟慮しておくことが大切です。
また、どれだけ導入費や維持費を抑えても、期待する効果を得られなければコストが無駄になってしまいます。
ただ安いシステムを導入することだけを考えるのではなく、誰でも運用できるシステムを選ぶ、外部システムとの連携を行うなど、費用対効果を高める工夫やコツを取り入れましょう。
Difyはプログラミングの知識がなくてもノーコードで生成AIアプリを構築できる便利なツールです。
RAG(検索拡張生成)が標準で搭載されているため、社内資料やデータを基に、顧客からの質問に自動回答することが可能となっています。
外部ツールやAPIの連携にも対応しているため、費用対効果の高い生成AIチャットボットの導入を検討されているのなら、ぜひDifyを利用してみましょう。
お問い合わせはこちら
資料ダウンロードはこちら