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Difyの利用料金はいくら? 主なプランとそれぞれの特徴、違いを分かりやすく解説

  • 投稿日
    2025.03.27
  • 更新日
    2025.03.27

Difyは顧客のニーズに合わせて複数の料金プランを展開しています。
どのプランを選択するかによって、利用できるサービスや受けられるサポートなどに違いがあるため、自社でDifyを導入する際はニーズに合ったプランを選択しましょう。

本記事では、Difyの料金プランとそれぞれの特徴、違いについて解説します。

フリープランから大企業向けまで! Difyの料金プランは4種類

Difyの料金プランは、サービス内容やサポート内容などに応じて4種類に区分されています。
それぞれの料金プランと主な特徴は以下の通りです。

プラン
サンドボックスプロフェッショナルチームエンタープライズ
料金(月次払い/年払い)無料59ドル/590ドル159ドル/1,590ドル要問い合わせ
メッセージクレジット200件5,000件/月1万件/月無制限
チームメンバー1名3名無制限無制限
アプリ構築1050無制限無制限
ベクトルストレージ5MB200MB1GBカスタム
ナレッジベースへのドキュメントアップロード数505001,000無制限
ドキュメントの一括アップロード不可
文書処理の優先順位標準優先優先優先
メッセージリクエスト500/日無制限無制限無制限
注釈クォータ制限102,0005,000無制限
ログ履歴15日間無制限無制限無制限
カスタムツール不可10無制限無制限
サポートコミュニティフォーラムなどメールサポートなど優先メール&チャットサポートなど専用のSlackチャンネル、電話、メールによるサポートなど

サンドボックスのみがフリープラン、残り3つは有償プランです。
エンタープライズは個別に問い合わせて詳細を確認する必要があります。

なお、プラン料金は月次払いと年間払いの2種類から選べる仕様になっており、年間払いを選択した場合は月次払いの10カ月分の料金で一年間利用できます。
そのため、長期利用する予定がある場合は年間払いを利用した方がお得です。

ただし、年間払いを選択し途中でアカウントやアプリを削除した場合でも、返金されないため注意しましょう。

Difyの主なサービスと料金プランごとの違い

Difyの料金プランについて、基本的なサービスの特徴や違いをまとめました。

メッセージクレジットの件数

メッセージクレジットとは、OpenAIモデルを使用した場合の応答回数のことです。
無料版のサンドボックスは全期間を通じて200件、プロフェッショナルでは1カ月当たり5,000件、チームは1万件、エンタープライズは無制限にすることも可能となっています。

なお、メッセージクレジットの件数は必ずしも使用するごとに一件ずつ消費されるわけではなく、デフォルトモデル(GPT3.5turbo)の上位モデルであるGPT4を利用した場合、使用するごとに20件の消費となるため注意が必要です。

クレジットを使い切ってしまった場合、より件数の多い上位プランに切り替えるか、あるいは他のモデル(Llamaなど)を設定する必要があります。

ただ、デフォルトモデルのGPT3.5turboやGPT4は数あるLLMの中でも特に性能が高く評価されているモデルです。
他のLLMで代用すると不便や不満を感じる可能性があるため、高性能なLLMでDifyを利用したい場合は、メッセージクレジット件数の多いプランを選択した方が良いでしょう。

チームメンバーの数

チームメンバーとは、Difyの管理画面にログインできるユーザーです。

無料のサンドボックスでは1名しか管理画面を利用できませんが、プロフェッショナルなら3名、チームやエンタープライズなら無制限でメンバーを追加できます。

Difyを使用するメンバーの数に合わせて適切なプランを選択しましょう。

アプリ構築の数

Difyは生成AIアプリを簡単に作れるツールですが、開発できるアプリの数はプランによって異なります。

サンドボックスは10個、プロフェッショナルは50個が上限となっているため、それ以上のアプリを構築する予定がある場合は上位プランを選択する必要があります。

ベクトルストレージの容量

ベクトルストレージとは、AIが取り込んだデータを理解するために必要な長期記憶領域のことです。
ベクトルストレージの容量が多いほど、情報取得の精度やスピードが向上します。

ベクトルストレージの容量は、サンドボックスが5MB、プロフェッショナルが200MB、チームが1GB、エンタープライズはニーズに応じてカスタマイズすることが可能です。

ストレージ容量の計算方法はアップロードしたファイルそのもののサイズではなく、その中から抽出したプレーンテキストに基づいて計算されます。
例えば10MBのPDFファイルを取り込んだ際、抽出されるプレーンテキストの容量はおよそ1MB程度になると予想されます。

現時点のベクトルストレージ容量は設定画面からチェックできるため、一度サンドボックスを試してみて、どのようなデータを取り込むとどのくらいの容量を消費することになるのか確かめてみると良いでしょう。

ナレッジベースへのドキュメントアップロード数

ナレッジベースとは大規模言語モデル(LLM)が顧客からの質問を受けた際、その情報を問い合わせる情報源として利用されるデータベースを指します。
ナレッジベースの内容を定期的に更新すれば、古い情報を新しい情報に上書きしたり、情報不足を補ったりすることが可能です。

Difyを利用するユーザーは、ナレッジベースを充実・更新させるために自社のマニュアルやFAQ、企画情報などをドキュメントとしてナレッジベースにアップロードすることになり、その際のアップロード上限数は料金プランごとに異なります。

ドキュメントをコンパクトにまとめればアップロード数を節約できますが、より高精度かつ柔軟な回答を生み出せるAIを開発したい場合はアップロード数の多いプランを選択するのがおすすめです。

ドキュメントの一括アップロードの可否

ナレッジベースへドキュメントを一括アップロードできるのは、有償プランのみです。

無料のサンドボックスでは複数のドキュメントをまとめてアップロードできないため、有償版より手間と時間がかかります。

メッセージリクエストの件数

メッセージリクエストとは、APIにサービスや情報の提供を依頼するためにサーバーへ送信されるメッセージを指し、別名APIコール、APIリクエストとも呼ばれています。

メッセージリクエストを活用すると、必要なデータや機能を他のアプリから呼び出す(コール、リクエスト)ことが可能になるため、手間と時間を大幅に節約できます。

DifyではAPI経由か、Webセッション経由かを問わず、アプリからの全てのメッセージをリクエストと見なす仕組みになっており、無料のサンドボックスの上限数は1日当たり500件までです。

なお、有償プランではメッセージリクエスト数に上限はなく、何度でもリクエストできます。

アノテーション返信の上限

アノテーション返信とは、特定の質問に対して注釈(アノテーション)を付け、より高品質なリプライを可能にすることです。
アノテーションを手動で編集すれば、特定の分野における問題について標準回答を示したり、あるいは「この質問には回答できない」とマークしたりできます。
アノテーション返信を上手に活用すれば、ハルシネーションによる事実誤認を未然に防ぐことが可能です。

Difyにはこのアノテーション返信機能が標準で付帯されていますが、サンドボックスの上限は10個と、それほど多くはありません。
より高性能なリプライを実現したい場合は、アノテーション返信の上限が大きい上位プランを選択する必要があります。

ログ履歴

DifyではAIと顧客との対話履歴や、アプリケーションの実行状態などのログ履歴を一覧表示する機能が搭載されています。

ただし、サンドボックスではログ履歴が15日間しか残らず、それ以前の履歴は古い順に削除されてしまいます。

ログ履歴は顧客の行動パターンや傾向の把握、サービスの改善などに役立つ重要な情報のため、より多くのデータを用いて分析を行いたい場合は、履歴が無制限に残せる有償プランを選択した方が良いでしょう。

カスタムツールの使用可否

Difyには、LLMの能力を拡張するためのツールを設定できる機能が搭載されています。
ツールには、Difyが提供するファーストパーティツールと、ユーザーが任意で追加できるカスタムツールの2種類があります。

前者はGoogle検索やウィキペディア、YouTubeなどの基本的かつ汎用性の高いツールがラインナップされていますが、ニーズに合わせてより細かい機能を取り入れたい場合は、カスタムAPIツールのインポートが必要です。

カスタムツールの使用可否や使用可能数はプランによって異なり、サンドボックスは不可、プロフェッショナルは10個が上限となっています。

自社のニーズに合わせて細かくカスタマイズしたい場合は、チームやエンタープライズなど上位プランを選択しましょう。

サポート内容

Difyでは、料金プランによってベンダーからのサポート有無およびサポートの充実度が変わります。

サンドボックスでは個別のサポートを受けられないため、他のDifyユーザーと交流できるコミュニティフォーラムを利用して分からないことを質問したり、情報を取得したりする必要があります。

プロフェッショナルではメールによるサポートを受けることが可能です。
ベンダーに直接対応してもらえるため、フォーラムでは解決できない内容も質問できます。

チームではメールサポートを優先的に受けられるサービスと、チャットによるサポートを利用することが可能です。
メールは返信に時間がかかりますが、チャットならリアルタイムにやり取りできるため、問題の早期解決を図れるでしょう。

エンタープライズでは、Slackで作成した専用のチャンネルを用いた個別のサポートを受けられる他、電話やメールによるサポート、さらにはDifyの導入支援など、幅広いサポートを受けることが可能です。

よりスピーディな返信を求める場合や、手厚いサポートを受けたい場合はチームやエンタープライズを選択しましょう。

自社のニーズに合ったプランを選択するのが大切

Difyには、必要最小限の機能やサービスを利用できるサンドボックスから、あらゆる面で充実したサービスを受けられるエンタープライズまで、さまざまなプランがラインナップされています。

上位プランほど機能・サービスが充実していますが、料金も割高になるため、自社のニーズや予算に合わせて適切なプランを選びましょう。

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