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Difyをローカル環境で使えるようになるDockerとは? ローカル環境で使うメリットや手順を紹介

  • 投稿日
    2025.03.27
  • 更新日
    2025.03.27

Difyは、AI技術を活用したさまざまなツールを開発するためのプラットフォームです。

Difyはブラウザ上で利用できますが、セキュリティ性や処理速度の向上のために、ローカル環境で開発を行いたいと考える方もいるでしょう。
そのような場合は、Dockerを利用してDifyをローカル環境で動かしましょう。

本記事では、Dockerの概要や従来の仮想化との違い、Dockerを使ってDifyをローカルで利用するメリットと導入の手順について解説します。

Dockerとは?

Dockerは、アプリケーションを動作させるための「コンテナ」と呼ばれる仮想的な環境を作成・実行・共有できるプラットフォームです。

コンテナは、アプリケーション本体とその実行に必要な設定やライブラリをひとまとめにした環境です。
通常、アプリケーションはWindowsやLinuxといったOSごとに異なる環境設定が必要ですが、Dockerのコンテナを使えば、どのOS上でも同じ環境を再現できます。

コンテナの設定はコード化されているため、他の人と共有して簡単に同じ環境を作成することが可能です。
アプリケーション開発チーム全員が同じ環境で作業できるため、パソコンのOSやバージョンによってうまく動かないといった問題がなくなります。

従来の仮想化との違い

アプリケーション開発では、テストなどに必要な環境を仮想的に作る「仮想化」という技術が使われることがあります。
Dockerのコンテナは仮想化と近い概念ですが、厳密には異なります。

Dockerのコンテナと従来の仮想化の一番の違いは、ゲストOSの有無です。

従来の仮想化では、仮想マシンごとにゲストOSをインストールし、独立したサーバーのように動作させます。
しかし、この方法ではゲストOSのインストールや、起動に時間がかかることがネックです。

一方、DockerはホストOSのカーネル(OSの基本機能を担う中核ソフトウェア)を、コンテナ間で共有する仕組みになっているため、ゲストOSをインストールする必要がありません。
そのため、従来の仮想化よりも環境構築に手間がかからないのが大きな特長です。

Dockerの利用プラン

Dockerは以前までは無料で提供されていましたが、現在は利用プランを細分化し、一定以上の規模の組織には有料での提供を行っています。

有料プランは個人開発者向けのPro、5~100名規模の組織向けのTeam、ユーザー数無制限のBusinessの3つあり、1ユーザー当たりの月額料金(年払い)は、Proが9ドル、Teamが15ドル、Businessが24ドルです。

大手企業向けのBusinessプランは、他のプランに比べて以下のような特長があります。

  • ユーザー数無制限
  • コンテナ分離・設定管理の強化
  • VDI(デスクトップ仮想化)サポート
  • ドメイン監査
  • シングルサインオン
  • クロスドメインID管理システム

上記の他にも、さまざまな点がアップグレードされており、大手企業での安全・快適なアプリ開発に役立つプランとなっています。

Dockerを使ってDifyをローカル環境で利用するメリット

先述のように、Dockerを活用すれば、Difyをローカル環境で利用できます。

Difyをローカル環境で利用すると、ブラウザで利用する場合と比べて以下のようなメリットがあります。

安全な環境で開発できる

Difyをブラウザ環境で利用する場合、Difyのサーバーにアクセスする必要があります。

Difyを使ってツールを開発するに当たり、時には社外秘の情報を読み込ませる場合もあるため、社外サーバーを介して機密情報を取り扱うことに不安を感じる方も多いでしょう。

そのような場合でも、Dockerを使用してローカル環境下でアプリ開発を行えば、外部に情報が漏れる心配がなくなるため、安全に社内の資料を取り扱えます。

スピーディーに処理できる

ブラウザ版のDifyで一度に大量の処理を行おうとすると、遅延やフリーズといったトラブルが発生する場合があります。

ローカル環境で利用すれば、サーバーとのデータのやり取りに伴う遅延や不具合が発生しにくくなるため、大量の処理もスピーディーにこなせるようになります。

複数のOSで動作確認できる

Dockerは異なるOS間でも同じ開発環境を再現できます。

そのため、WindowsやMacOS、Linuxなど異なるOSを使っていても、開発途中のアプリケーションの動作確認を問題なく行うことが可能です。

オフライン環境下でも使える

ブラウザ版のDifyはインターネット通信が必要なため、安定したインターネット環境下でなければ正常に動かせません。

一方、Dockerを使ってローカル環境で使えば、オフライン環境下でもDifyを動かせるようになります。

出先でインターネットが使えない場合や、通信が不安定な場所でも問題なくDifyを用いた作業を行えるのは大きなメリットです。

Dockerを使ってDifyをローカル環境で使う方法

ここではDockerでDifyをローカル環境で使えるようにするための手順を紹介します。

Docker Desktopをインストールする

Difyをローカル環境で使うには、Docker Desktopのインストールおよび設定が必要です。

まず、Dockerの公式サイトからDocker Desktopをダウンロードし、パソコンにインストールします。

トップページから、「Get Docker」のボタンをクリックし、使用しているパソコンのOSに合わせてWindows版、Mac版、Linux版いずれかのファイルをダウンロードした後、実行してインストールします。

Visual Studio Codeをインストールする

Visual Studio Codeは、Microsoftが提供するソースコードの編集に適したテキストエディタです。

Microsoftの公式Webサイトからファイルをダウンロードした後、実行してインストールします。

ターミナルからDifyを立ち上げる

Visual Studio Codeを起動し、dify-main(ダウンロードしたDifyを展開したときに生成されるフォルダ)をVisual Studio Code内にドラッグ&ドロップします。

Visual Studio Code内のターミナルに「docker compose up -d」と入力し、Difyを立ち上げましょう。

その後、ローカルホストのアドレス「http://localhost/install」にアクセスし、ローカル環境でDifyを開けたら完了です。

Dockerでもっと便利にDifyを活用しよう

ブラウザ版のDifyは手軽に使えることが魅力ですが、インターネットを介していることで、セキュリティ面や大規模なデータをやり取りする際の遅延を懸念される方もいるかもしれません。

Dockerを利用してローカル環境でDifyを利用すれば、機能はそのままに、セキュリティの向上や動作のスムーズ化など、さまざまなメリットが期待できます。
またファイルをダウンロード・インストールして、いくつかの操作を行うだけで済むため、導入も簡単です。

ローカル環境下でDockerを活用し、より安全かつスムーズなDifyを体感しましょう。

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